Androidを支える技術〈Ⅱ〉よみました
最初に
全く読んでなくて、近々購入する予定があり、ネタバレすんなー という方はこの記事読まないほうが良いかも・・・
まあ内容の深い話に関しては言及していませんが・・*1
でもまあ、正直 著者様自身の書評 がRTされまくっていてそれを読んでる人が購入層という状況だと、あまり意味がない状況の気もしますが・・
結論から言うと

Androidを支える技術〈II〉──真のマルチタスクに挑んだモバイルOSの心臓部 (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 有野和真
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/03/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Androidを支える技術〈Ⅰ〉より読みやすかったかなと。
まあ殆どが、(前回と違って問題提起等の記載はなく)解説に終始していた文調だったからかもしれないけど

Androidを支える技術〈I〉──60fpsを達成するモダンなGUIシステム (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 有野和真
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/02/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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内容的には、
- 現行でているOSベースの話
- 色んな本や勉強会スライド等で結構発表されている情報の要約本
みたいな感じなので、知識の整理するにはすごくいい本かと思います。
1冊目でガツンとやって、2冊めから詳細に・・みたいなスタイルだと某戦記みたいな構成だなw
OS7とかは次の巻以降で解説されるのかな?*2
Linuxベースの話は、ブートローダーの章とか完全に独立化していましたし。*3
でも、この本も〈Ⅰ〉と同じく「読み物」的な本なので
コード書けるようになりたいあたりだと
Androidアプリ開発の極意あたりの本のほうがいいかも。*4

Androidアプリ開発の極意 ~プロ品質を実現するための現場の知恵とテクニック
- 作者: 木田学,おかじゅん,渡辺考裕,荒川祐一郎,小林正興,テックファーム
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/03/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
で解説ページの
- Androidらしいアプリについて知りたい方
- Androidできびきび動く,ツーランク上のアプリ開発に挑戦したい方
- モバイルにおける画面遷移の複雑さと重要性を理解して,モバイルアプリ開発に活かしたい方
- モバイルプラットフォームの今を本格的に知りたい方
- Androidのソースコードを読むことになった方
- Androidをテクニカルな観点で押さえたいとお考えのマネージャの方
1) 2) に関しては違うかなーと。 一般開発者だと1) 2)あたりだと思うので
一番最後の技術マネージャさん 向けがしっくり来るかも
Androidを支える技術〈Ⅰ〉の読了時点で
本の内容が難しいなーと呟いていたら、作者の方から補足して頂けました。
@kimukou2628 著者です。NDKのレイヤのような初心者向けの内容はこの本なら要らないかなぁ、と思っています。詳細度は紙面の都合というよりは本の性格で決まった気がします。オライリーとかから出したらもっとコード寄りにはなったかなぁ。
— karino2@貴族階級 (@karino2012) 2017年3月19日
色々とお話をお聞きした所、1巻に関して言えば、中級者向けの本*5のようでしたので
まあここらへんは仕方ないのかな?
@kimukou2628 なるほど。そのキャッチコピーが適切かは微妙ですな(^^; 目指していたのは、例えばこの辺のドキュメントの内容をちゃんと理解出来るようになる、という事なのですが。 https://t.co/3yYfP3JFpe
— karino2@貴族階級 (@karino2012) 2017年3月19日
のG様のパフォーマンスチューニングテスト等関する公式文書を理解できるようにするのを目的とした書籍とのお話でした。
ということは、テスト界隈の人は必読の書なんですかねー(汗。*6
@kimukou2628 なるほど。最初にepollとかLinux周辺から始まり、次にHandlerやJavaレイヤにいき、そこからOpenGLなどのネイティブ側に戻ってくるのが行ったり来たり、と感じるんですね。参考になりました。
— karino2@貴族階級 (@karino2012) 2017年3月19日
1巻目は読んでて、上下ガックンガックンジェットコースター的な説明をされている用に見えました
多分紙面上省かれた中間の知識が足りないから、そう感じてしまったのかも
Android技術書の要約書*7という位置付けが正直近いのかも。
であれば、細かいところは XXXの出典で学習するといいよ というのが記載されていれば救いかもしれまでんでしたが、そこら辺は読者の甘えとして切り捨てられるレベルなのかな?*8
で、amazonの書評を読んでると「epoll」あたりの知識は基礎知識 と書いてました
@karino2012 javaの章だけの感想で申訳ないのですが
— close_yutori (@kimukou2628) 2017年3月19日
1回目読んでいた感じだと、こういう(layout or Java)記述をすると、こういう問題が出てきます、frameworkの中ではこういう動きをしています=>成る程勉強になる
という理解度で雑学化してるかも
これに関しては、下記の想定で読んでいたので
- 問題提起=>解説=>解決方法
赤字部分がないから、読んでてフラストレーションが溜まってしまっていたんですが
まあ紙面的に薄いから仕方ないよなーと思う面も多々。
ただ、2巻と同じように「読物解説本」として読みかえしてみたら違和感は減りましたが・・*9
@kimukou2628 なるほど。SurfaceViewとかでNDKからOpenGLを使って何か描こう、という時にあまり役に立つ本では無いですね。その辺を期待されて買ったとすると申し訳ない。
— karino2@貴族階級 (@karino2012) 2017年3月19日
Androidだと
は確かにないよな・・ 需要層が少ないからかもしれないからでしょうし*10
*1:中身に関して詳しく書くと引用になっちゃうので<汗
*2:最近話題になってる省電力対応とかSSLとかの話は記載が殆どなかったので
*3:一つの章でLowHighLowHighみたいな話になってはいなかった
*4:ただOS7の機能とかの話は殆ど言及されていませんが。初心者からサポートしようとすると紙面が足りないんでしょうね・・
*5:amazonの書評だと「OSの下回りを理解しているのは技術者の嗜みとして当然」 のような事が書いてあったので、それが該当層?
*6:でもココらへん完全に理解してるQAの人に対して日本だとまともにお金が払えない気がする・・・。つうかこのレベル要求するとOSのドライバー書ける人がQAサポート対応するみたいな感じになるんじゃないのかな?
*7:ビジネス書の要約書ならぬ
*8:読者対象として中級者以上でなければおよびではない?